『パラサイト』字幕を手がけた翻訳家ファン・ソクヒに性犯罪疑惑が浮上――3件の告発に本人は沈黙
韓国映画・ドラマの日本語・英語字幕翻訳で知名度を誇る翻訳家ファン・ソクヒ氏に対し、複数の性犯罪疑惑が相次いで告発されている。現時点で3件の申告が確認されており、氏は弁護士と対応を検討中と述べるにとどまり、具体的な釈明は行っていない。エンタメ業界の「裏方の顔」として親しまれてきた人物だけに、韓国国内では衝撃とともに波紋が広がっている。
「パラサイト 半地下の家族」「イカゲーム」など、世界を席巻した韓国コンテンツの翻訳を数多く担当してきたファン・ソクヒ氏。その名は字幕クレジットの片隅に静かに刻まれながらも、SNS上では独自のユーモアと言語センスで数十万フォロワーを獲得してきた。しかし2025年、そのキャリアを根底から揺るがす告発が次々と表面化した。
韓国メディアの報道によれば、ファン氏をめぐる性犯罪疑惑はすでに3件に達しており、告発者はそれぞれ別々のケースとして申告しているとされる。ファン氏側は「弁護士と内容を精査している」とのコメントを発表したが、疑惑の真偽や詳細については一切の言及を避けている状況だ。
この問題が韓国社会で特別な重みを持つのは、ファン氏が単なる翻訳の技術者にとどまらず、コンテンツの「文化的橋渡し役」として公的なイメージを築いてきた点にある。映画祭の壇上に立ち、監督と並んで称賛を受けてきた人物への告発は、エンタメ産業における権力構造と信頼の問題を改めて問い直している。
捜査機関による本格的な調査の行方が注目される中、韓国のファンダムや映像業界関係者の間では、作品への評価と個人の倫理をどう切り離すべきかという、答えのない問いが静かに広がっている。
💡Pro Insight: 翻訳家という職種は長らく「透明な存在」として語られてきたが、今回の件はその匿名性が逆に告発を遅らせた可能性を示唆している。韓国エンタメのグローバル化が進むほど、制作の周辺を担うキーパーソンへの倫理的な精査も不可避となっていくだろう。
出典: Dispatch (https://news.google.com/rss/articles/CBMieEFVX3lxTE9BQXljRDVISmlfRURhWFdoSk5KbzFsZ3pvZzdCYmMwR0p5djNPOFdtZ3g0M05JNHNNQkZveDd2YkZyWkVkeHRjajVtaUh4Yl8wS2R6SGEyUWdBNHdZYVptMjF0djJRaFNoVWZxTGthUjQ1OC1Pckc4YQ?oc=5)