「MZ世代がトレンドを牽引する」は幻想だった――本当の消費の主役とは誰か
韓国で話題の書籍レビューが問いかける、MZ世代トレンド神話の虚構。実際の消費市場を動かしているのは若者ではなく、経済力と時間を両立させた別の層だという視点が、マーケターや文化観察者の間で静かな反響を呼んでいる。トレンドの「顔」と「胴体」は別物である、という鋭い指摘が刺さる一冊の紹介記事だ。
「MZ世代こそが時代を動かしている」――そのフレーズを、あなたは何度メディアで目にしてきただろうか。
ソウル発の書評記事が、その通説に真正面から切り込んだ。取り上げられた書籍が提示する核心は単純にして痛烈だ。トレンドの「発信源」と「消費の本体」は、まったく別の生き物だということ。
たしかに、MZ世代は新しい言語を作る。SNSのミーム、ショート動画の文法、路地裏カフェの美学――それらの震源地に若者がいることは否定できない。しかし書籍が暴くのは、そのトレンドを「産業規模」に育て上げているのが、実は40代以上の経済的余力を持つ層であるという現実だ。
言い換えれば、MZ世代はトレンドのショーウィンドウであり、購買の主力エンジンではない。
この視点はカフェ文化にも直結する。韓国で空前のスペシャルティコーヒーブームを支えているのは、週1000円のラテを「映え」のために買う20代ではなく、週3回1500円のコーヒーを「日課」として払える30〜50代だという構造が見えてくる。カフェはMZ世代に「発見」され、別の世代によって「定着」する。
日本でも同様の構図は根深い。若者文化を語る言説が多いほど、その陰で動く「見えない胴体」への感度が鈍くなる。
トレンドを読むとは、顔ではなく胴体を見ることだ。この一冊が投げかける問いは、マーケティングの教科書より遥かにリアルで、少しだけ不快なほど正確である。
出典: v.daum.net (https://news.google.com/rss/articles/CBMiS0FVX3lxTE56eGwxb3dFaG91a3pqQXpwMVVseE5GblhZWEx6N1U0aF9JMHQ5N25oSzEwUU1vSUd0SmsyQ2xDX0hBQUROZ0RyR09MYw?oc=5)