視聴者が「推し」を直接選ぶ時代へ——グローバルオーディション「My K-POP STAR」追加募集スタート
韓国発のグローバルオーディション番組『My K-POP STAR』が、視聴者投票を核心システムに据えた新世代型選抜方式を採用し、4週間の追加エントリー受付を開始した。事務所審査員ではなくリアルタイムの大衆票がスターを生み出すという構造は、K-POPデビューの文法そのものを問い直す試みだ。世界中のアスピラントに門戸を開き、ファンダムと原石の直接回路を構築しようとしている。
K-POPオーディションの歴史において、「誰がスターを決めるか」という問いは常に権力構造の中心にあった。事務所のプロデューサー、ベテラン審査員、そして時にはブランドの都合——その重力圏の外側に、初めて「視聴者の純粋な審美眼」だけを置こうとするのが『My K-POP STAR』だ。
同番組は視聴者投票をメインエンジンとして設計されており、参加者のビジュアル、歌唱力、パフォーマンス、そして「画面越しに伝わる何か」が、プロの目線ではなくリアルな大衆感覚によって評価される。追加募集期間は4週間。国籍・年齢の壁を低く設定し、文字通りのグローバル選抜を志向している点も見逃せない。
この設計が持つ意味は単純ではない。従来のオーディションでは、デビュー前から事務所カラーへの適合が暗黙の前提とされてきた。SMならビジュアルの精度、YGならHIPHOPへの親和性、HYBEならナラティブの強度——それぞれのフィルターが原石を磨くと同時に、ある種の個性を削ぎ落としてきた側面もある。『My K-POP STAR』はそのフィルターを視聴者の集合知に委ねることで、規格外の才能が浮上する余地を意図的に残している。
ファンダムの「発見欲」と「育成欲」が交差するこのフォーマットは、Z世代以降の消費感覚とも鋭く共鳴する。推しを「育てた」という物語が、デビュー後のロイヤリティを強化する構造は、既存のプロデューサー主導モデルでは生まれにくいものだ。
💡Pro Insight: 視聴者主権型オーディションの台頭は、K-POPのブランド設計主体を事務所からコミュニティへとシフトさせる潮流の象徴であり、日本のファンがグローバルスターの「共同制作者」になれる最短距離かもしれない。
出典: 뉴스핌 (https://news.google.com/rss/articles/CBMiXEFVX3lxTE1FZ1ZPMHBSSVk5VDgzb2hxSktES21sdHd0ajNsaG8xX0x5MGdWZnd2RW5qc2FPdkd3UmFLQWJWUm1wbjNjaVhjQndwOUthY1gzbmNxbFpVUE4xTmdW?oc=5)