놀이도감、メロンのトラックゼロ4月アーティストに選出――「多層的な声の使い手」が示す新境地
韓国最大級の音楽ストリーミングサービス・メロンが運営する企画枠「トラックゼロ」の4月度アーティストに、インディペンデントシンガーソングライターの놀이도감(ノリドガム)が選出された。「多層的な声の使い手(다층적 소리꾼)」という称号を冠された彼女は、既存のK-POPの文法に縛られない音響実験と情緒的な歌声で、じわじわと聴衆の耳を掴みつつある隠れた才能だ。メインストリームの喧騒とは一線を画す静謐な存在感が、今まさに注目を集めている。
メロンの「トラックゼロ」は、チャートの表層に浮かび上がる前の原石を照射するために設けられた発掘型企画枠だ。その4月のスポットライトが当たったのが、놀이도감という名のアーティスト――直訳すれば「遊びの図鑑」。名前そのものがすでに、彼女の音楽観を物語っている。
音を「遊ぶ」こと。それが놀이도감の本質だ。レイヤーを重ねた声の質感、アコースティックとエレクトロニクスの境界を意図的に曖昧にした音像、そして余白を恐れない構成力。メロンが「多層的な声の使い手」と評した言葉は、単なる美声賛辞ではなく、彼女がサウンドデザインそのものを声で行っているという意味において的を射ている。
大手事務所のプロダクションラインとは無縁の場所で育ったその音楽は、SM的なビジュアル戦略にも、YGのHIPHOP文脈にも属さない。強いて言えば、Cubeが秘める「異端」の匂いに近いが、それすらも当てはまらない独自軸を持つ。
K-POPがグローバル消費を前提としたフォーマット競争を激化させる一方で、놀이도감のような作り手は「聴くこと自体の豊かさ」を問い直す。派手な振り付けも、グループの関係性ドラマも必要としない。ただ音と声と余白があれば、世界が完結する――そんな音楽的自立心が、トラックゼロという場で静かに輝いている。
このアーティストを今知っておくことは、K-POPの「もう一つの現在地」を知ることでもある。
出典: 뉴스1 (https://news.google.com/rss/articles/CBMiXEFVX3lxTE5DaUlWaHY0YS1TN2JxZXNMWUhoeENIYWNwOWlHUmRLbFVkZ1FjOTlIRF9zb05panpFc3ljU0w1RHFVSVM0UE1heTllZTg3YnlaM2xlbzhSaU5vVTZf?oc=5)