ソウルだけじゃない——韓国政府が動かす「地方コンサート革命」の全貌
韓国文化体育観光部が、首都圏以外の地域でのK-POPコンサート開催を積極的に支援する新政策を打ち出した。地方在住ファンの「遠征疲れ」を解消し、地域経済の活性化にも直結させる狙いがある。ソウル一極集中が続いてきたK-POPライブ市場に、構造的な変化の波が押し寄せようとしている。
「推しに会いに行くだけで一泊二日の出費」——そんな地方ファンの切実な声が、ついに政策を動かした。
韓国文化体育観光部は、ソウル・京畿圏以外の都市でのK-POPコンサート開催を促進するため、会場費補助・インフラ整備・プロモーション支援を柱とする育成プログラムの導入を発表した。対象となるのは釜山、大邱、光州、仁川など主要地方都市で、事務所側の地方公演コストを実質的に引き下げることで「首都圏でなければ採算が取れない」という業界の慣行を崩しにかかる。
これまでK-POPの大型コンサートは、ソウル・ワールドカップ競技場やKSPO DOMEといった施設に集中しており、地方ファンは「遠征」を前提とした観戦を余儀なくされてきた。チケット代に加え交通・宿泊費が嵩むこの構造は、特に学生層や地方在住の中高年ファンにとって経済的な壁となっていた。
業界視点から見ると、この政策はHYBEやSMエンターテインメントのような大手よりも、StarshipやRBWといった中堅事務所にとって追い風となる可能性が高い。大手はすでに海外公演で収益を担保できるが、国内動員力を着実に積み上げたい中堅事務所にとって、補助付きの地方公演は新たな収益モデルの実験場になり得る。
地域側の受け皿整備も同時進行しており、単なるコンサート誘致にとどまらず、K-POPと地域観光を結びつけたコンテンツ開発も視野に入っている。
💡Pro Insight: 日本の地方在住K-POPファンにとっても、韓国遠征先の選択肢が広がることを意味する。釜山や大邱など、これまでコンサート目的では選ばれにくかった都市が「聖地」化するシナリオは、旅行需要と連動してインバウンド市場にも波及効果をもたらすだろう。
出典: 농민신문 (https://news.google.com/rss/articles/CBMiWkFVX3lxTE1Pa1RfVHNkMmVTN2lCcVIyeGVSbDlLRmxLZmJhV011NnNHYldncW8tUHYydU1uOU9QcVd1SlhySHBwVVZlejVJSm9qMjd5dXk3b2dQamZ6SnVUdw?oc=5)