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「尹・アゲイン」で幕を閉じた国民の力の青年オーディション――残ったのは疑問符だけ
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「尹・アゲイン」で幕を閉じた国民の力の青年オーディション――残ったのは疑問符だけ

경향신문

韓国の与党・国民の力が主催した青年向けオーディション番組が最終回を迎え、「尹・アゲイン」チームの優勝で幕を閉じた。しかし番組そのものより、暴行前科を持つタレント・イ・ヒョクジェを審査員に起用したことへの批判が最後まで収まらず、政治的メッセージよりもスキャンダルだけが記憶に残る結果となった。党が若年層へのアプローチとして仕掛けたエンタメ戦略は、casting段階の判断ミスによって自ら足元を崩した格好だ。

国民の力が「政治とカルチャーの融合」を掲げて企画した青年オーディション番組が、最終回を迎えた。グランプリに輝いたのは「尹・アゲイン」――現職大統領の名を冠したチーム名からして、その政治的意図は隠しようがない。

だが視聴者の目は、舞台上の出演者よりも審査員席へと向いていた。審査員として招聘されたタレント、イ・ヒョクジェは過去に暴行事件で有罪判決を受けた経歴を持つ。「なぜ彼が若者の夢を評価する立場に座るのか」という問いに、制作サイドは最後まで納得のいく説明を示せなかった。

オーディション番組というフォーマットは本来、審査員の権威と公正さが視聴者との信頼契約を成立させる装置だ。K-POPオーディションが長年かけて構築してきたのは、まさにその「信頼の演出」である。今回の番組はその文法を政治的文脈に転用しようとしたが、キャスティングの瞬間にその土台を自ら壊した。

若年層の政治離れに危機感を抱く与党が、エンタメを入口に支持を広げようとする発想自体は理解できる。しかし今回の結末は、カルチャーの文脈を借りるなら、その文脈が持つ倫理基準にも縛られるという逆説を突きつけた。

優勝チームが歌ったステージより、審査員をめぐる炎上の方が長く語り継がれるとすれば、それはオーディション番組としても、政治PRとしても、完全な失敗だ。

💡Pro Insight: 政治とエンタメの接続は「誰が審査するか」という一点で信頼性が決まる――K-POPオーディションが証明してきたその原則を、今回の番組は最も基礎的なところで無視した。カルチャーを借用する政治PRが成立するのは、カルチャー側のルールを尊重した時だけだ。

出典: 경향신문 (https://news.google.com/rss/articles/CBMiWkFVX3lxTE9OcWZDRno5Q1VrbUgwOUlLZ2tmU0JzWUFWbVAyS1NkaGNJN3MyQjY3STFORVFhMkVnM0toOUl4MzJMWmgzRFRKd2VTRjdOMGUySEN1UXl5VEVKUdIBX0FVX3lxTE53bklEeDZNSzRoMWJTSVg2VjFGbURrOEE2N2JPTVNELV92QWdWWWhIbjlNRzZDVlh0a2JiV2Z5Vi13NnZfeHFJZXV5Zmp3NFBrMVhaTWV3NlIwV3R5SHJr?oc=5)