韓国練習生をやめたその後|元練習生のセカンドキャリアと借金の現実
韓国練習生をやめたその後|元練習生のセカンドキャリアと借金の現実
K-POP練習生をやめた人のその後。セカンドキャリアの実例、借金の問題、失われた時間の捉え方、やめた後でもK-POPに関わる道を正直に解説。
練習生をやめたら、何が残るのか。
K-POP練習生の大半はデビューできない。3年、5年、時には8年以上トレーニングを続けて、それでもステージに立てない人がいる。この記事では、元練習生たちの「その後」を正直に伝えます。
この記事でわかること
練習生をやめる主な理由元練習生のセカンドキャリア(実例付き)借金の問題と返済の実態「失われた時間」をどう捉えるかやめた後でもK-POPに関わる道
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練習生をやめる主な理由
1. 月末評価で退所を通告される
毎月の定期評価で「成長が見られない」と判断されると退所になる。自分の意思ではなく、事務所の判断で練習生生活が終わる。
2. デビュー組に選ばれない
同期の練習生がデビューメンバーに選ばれ、自分は選ばれない。何年も一緒に練習してきた仲間がステージに立つのを見送る側になる。
3. 精神的・身体的に限界を迎える
1日8時間以上のトレーニング、体重管理、競争のプレッシャー。うつ、パニック障害、摂食障害を発症するケースも珍しくない。
4. 自分の意思で辞める
「この道は自分に合わない」と判断して辞める人もいる。これは決して「逃げ」ではない。
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元練習生のセカンドキャリア
K-POP業界に残るパターン
| キャリア | 例 |
|---|---|
| 振付師・コレオグラファー | 事務所のダンストレーナーとして活躍 |
| ボーカルトレーナー | 練習生やアイドル志望者にレッスン |
| 作詞・作曲家 | 楽曲提供側に回る |
| マネージャー・スタッフ | 事務所の裏方として |
| 俳優・モデル | 韓国ドラマや日本のエンタメ業界に |
| YouTuber・インフルエンサー | 練習生経験をコンテンツにして発信 |
K-POP以外に進むパターン
- 大学進学(練習生期間中に高校を卒業していれば)
- 一般企業への就職
- 韓国語を活かした通訳・翻訳
- 韓国関連ビジネス
- ダンスインストラクター(日本のダンススクールで)
注目すべき実例
高橋朱里はProduce 48で脱落した後、諦めずに単身韓国に渡り、Rocket Punchとしてデビュー。iznaのデビューを逃したFukoは、HYBE系列のTHE L1VEで新グループのデビュー準備中。
「やめた」と「終わった」はイコールではない。
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借金の問題
デビュー前にやめた場合
大手事務所の場合、デビュー前に退所すれば費用の返済義務はないのが一般的。ただし契約書の内容次第なので、必ず確認が必要。
デビュー後にやめた場合
デビュー後は話が変わる。練習生期間中の投資(レッスン費・寮費・食費・渡航費)が「借金」として積み上がっている。
- 投資総額の目安: 1,000万〜5,000万円
- 返済方法: デビュー後の給与から天引き
- 極端な例: ある練習生は8年間で約6,000万円の借金を抱え、デビューできなかった
2025年の法改正
韓国で「大衆文化芸術産業発展法」が2025年8月に施行され、練習生の権利保護が強化された。標準契約書の改定により、不当な違約金条項は制限されるようになった。
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「失われた時間」をどう捉えるか
13歳から23歳まで練習生として過ごし、デビューできなかった場合。10年間、学校も就職も経験していない。
これは確かに厳しい現実だ。でも、練習生時代に身につけたものは消えない:
- ダンスとボーカルのスキル
- 韓国語の能力
- 海外で生活した経験
- 極限の環境で頑張った精神力
- 同じ夢を持った仲間との人脈
これらは就活でも「ガクチカ」として語れる強力なエピソードになる。
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やめた後でもK-POPに関わる道
1. 別の事務所で再挑戦する
1つの事務所をやめても、別の事務所のオーディションを受けることはできる。iznaのKokoはXGALX → WAKEONEと事務所を移ってデビューした。
2. 日本のアイドル・エンタメ業界に進む
韓国での練習生経験は、日本のエンタメ業界でも高く評価される。K-POPスタイルのパフォーマンスができる人材は日本でも需要がある。
3. 練習生志望者を支援する側に回る
ダンスインストラクター、ボーカルトレーナー、オーディションコンサルタントなど、自分の経験を次の世代に還元する道もある。
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これから練習生を目指す人へ
この記事を読んで怖くなったかもしれない。でも知っておくべきことを知った上で挑戦するのと、何も知らずに飛び込むのでは全く違う。
リスクを理解した上で、それでもやりたいと思えるなら。その覚悟が、練習生生活を乗り越える力になる。
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