Mnetオーディション番組 完全ガイド|全9シーズン&日本人デビュー者まとめ
Produce 101からI-LAND 2まで、Mnetの全オーディション番組を徹底解説。日本人参加者8名の成績・投票操作事件の真相・2026年の最新動向まで完全網羅。
K-POPの歴史を語る上で、Mnet(エムネット)のオーディション番組は避けて通れません。Produce 101シリーズからI-LANDシリーズまで、Mnetは「誰がデビューするか」を決めるプラットフォームとして、K-POP産業そのものを変えてきました。
この記事では、Mnetの全オーディション番組を徹底解説。各番組の仕組み・輩出グループ・日本人参加者の結果を完全網羅します。
この記事でわかること
Mnetオーディション番組の全9シーズンの概要日本人参加者の成績と現在の活動投票操作事件の真相と業界への影響2026年のMnet最新動向(CUTIE STREETのM COUNTDOWN出演も)他局の競合番組との比較
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Mnetとは
MnetはCJグループ傘下の韓国最大の音楽専門チャンネルです。K-POP業界における影響力は圧倒的で、主要な番組・イベントだけでも:
- M COUNTDOWN — 毎週放送の音楽番組
- MAMA(Mnet Asian Music Awards) — K-POP最大級の年末授賞式
- Produce 101シリーズ — 「国民プロデューサー」が投票でアイドルを選ぶサバイバル番組
- I-LANDシリーズ — HYBE×CJ ENMによる次世代オーディション
- Street Woman Fighter — ダンサーをスターにした社会現象番組
つまりMnetは「誰がデビューするか」「誰が売れるか」を決められるプラットフォームを持っている、K-POP産業のインフラとも言える存在です。
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Mnetオーディション番組 全9シーズン一覧
| 番組 | 放送年 | 輩出グループ | 日本人デビュー |
|---|---|---|---|
| Produce 101 S1 | 2016 | I.O.I | ー |
| Produce 101 S2 | 2017 | Wanna One | ー |
| Produce 48 | 2018 | IZ*ONE | 宮脇咲良・矢吹奈子・本田仁美 |
| Produce X 101 | 2019 | X1 | ー |
| I-LAND | 2020 | ENHYPEN | ニキ |
| Girls Planet 999 | 2021 | Kep1er | 坂本舞白・江崎ひかる |
| Boys Planet | 2023 | ZEROBASEONE | ー |
| I-LAND 2 | 2024 | izna | Koko・Mai |
| Boys II Planet | 2025 | ALPHA DRIVE ONE | ー |
Mnet経由でデビューした日本人は合計8名。 各アーティストの詳細は日本人K-POPアーティスト名鑑でも確認できます。以下、各番組を詳しく見ていきます。
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Produce 101 シーズン1(2016年)
基本情報
番組の仕組み
視聴者が「国民プロデューサー」としてモバイル投票でメンバーを選出。審査員ではなく視聴者が全てを決めるという革新的なフォーマットで、K-POPオーディション番組の原型を作りました。
主なデビューメンバー
チョン・ソミ(1位)、キム・セジョン(3位)、キム・チョンハ(6位)など。この番組からソロで大成功したキム・チョンハは、現在も韓国を代表するソロアーティストです。
日本人参加者
なし(韓国人のみ)
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Produce 101 シーズン2(2017年)
基本情報
- 放送期間: 2017年4月7日〜6月16日(全11話)
- 参加者: 54事務所から101名の男性練習生
- デビューグループ: Wanna One(11名、活動期間18ヶ月)
ポイント
カン・ダニエルが1位で国民的スターに。Wanna Oneは活動期間中に爆発的なセールスを記録し、Produceシリーズの商業的成功を証明しました。
日本人参加者
なし(韓国人のみ、台湾出身のライ・グァンリンが参加)
2026年最新情報
2026年4月28日から、Wanna One全メンバー再集結のバラエティ番組「WANNA ONE GO: Back to Base」がMnet Plusで放送開始。
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Produce 48(2018年)— 日本人が初参加
基本情報
- 放送期間: 2018年6月15日〜8月31日(全12話)
- 参加者: 韓国57名+日本のAKB48グループから39名(計96名)
- デビューグループ: IZ*ONE(12名、活動期間2年半)
歴史的な番組
MnetとAKB48グループの国際コラボレーション。日本人練習生39名が参加した、K-POP史上最大規模の日韓アイドルプロジェクトです。
IZ*ONEに選ばれた日本人メンバー
| 順位 | 名前 | 出身 | その後 |
|---|---|---|---|
| 2位 | 宮脇咲良(HKT48) | 鹿児島県 | → LE SSERAFIM(HYBE)でK-POPアイドルとして再デビュー |
| 6位 | 矢吹奈子(HKT48) | 東京都 | → HKT48に復帰 |
| 9位 | 本田仁美(AKB48) | 栃木県 | → AKB48に復帰 |
惜しくも選ばれなかった注目の日本人
- 竹内美宥(AKB48)— 17位。ピアノと作曲の才能で注目された
- 松井珠理奈(SKE48)— 体調不良で5話以降辞退。序盤は上位だった
- 高橋朱里(AKB48)— 脱落後、韓国に渡りRocket Punchとしてデビュー
- 下尾みう(AKB48)— 18位前後で惜しくも脱落
レガシー
宮脇咲良がAKB48 → IZ*ONE → LE SSERAFIMという前例のないキャリアパスを築いたことで、日本人がK-POPでデビューできるという道筋を明確にしました。K-POPデビューを目指す方は最初の一歩ガイドも参考にしてください。
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Produce X 101(2019年)
基本情報
- 放送期間: 2019年5月3日〜7月19日(全12話)
- 参加者: 韓国の事務所から101名の男性練習生
- デビューグループ: X1(11名)→ わずか5ヶ月で解散
投票操作事件
このシーズンのファイナルで、視聴者が投票差が不自然に7,494.442の倍数であることに気づきました。これが引き金となり、Produceシリーズ全4シーズンの不正が暴かれることになります。
事件の概要: - プロデューサーのアン・ジュンヨンとキム・ヨンボムが逮捕(2019年11月) - Produce全4シーズンで順位操作を行っていたことを認める - IZ*ONEとX1のメンバー構成は事前に決められていた - アン・ジュンヨン: 懲役2年+罰金3,700万ウォン - X1は2020年1月に解散。メンバーは被害者とされた
この事件により、Mnetはブランド名を変え(I-LAND、Planet)、投票の透明性を強化する形でサバイバル番組を再開しました。
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I-LAND(2020年)
基本情報
Produceとの違い
投票操作事件を受けて、完全な視聴者投票制からプロデューサー評価+ファン投票のハイブリッド方式に変更。「I-LAND(上層)」と「GROUND(下層)」に分かれる二層構造も新しい試みでした。
日本人メンバー
ニキ(西村力、4位) — 2005年12月9日生まれ、岡山県出身。圧倒的なダンススキルで注目を集め、ENHYPENのメインダンサーとしてデビュー。ENHYPENは第4世代を代表するボーイズグループに成長し、特に日本での人気が絶大です。
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Girls Planet 999(2021年)
基本情報
- 放送期間: 2021年8月6日〜10月22日(全12話)
- 参加者: 韓国33名(K)+中国33名(C)+日本33名(J)=99名
- デビューグループ: Kep1er(9名、活動期間約2年半)
三ヵ国対抗という新フォーマット
韓国・中国・日本から各33名が参加し、三ヵ国の「セル(3人1組)」を組んでミッションに挑む形式。投票は韓国50%・海外50%で配分されました。
Kep1erに選ばれた日本人
最大の論争: 川口ゆりな(14位)
最終14位で脱落した川口ゆりなは、番組中盤まで常に上位にいた人気参加者でした。韓国票50%:海外票50%の配分が非韓国人に不利に働いたとファンから批判が殺到。彼女の脱落はGirls Planet 999最大の論争となりました。
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Boys Planet(2023年)
基本情報
- 放送期間: 2023年2月2日〜4月20日(全12話)
- 参加者: K-Group(韓国49名)+G-Group(海外49名、日本含む)
- デビューグループ: ZEROBASEONE(ZB1)(9名)
日本人参加者
- Keita — 12位(最高位)。既にCIIPHERのメンバー
- Haruto — 22位。後にTOZとして日本でデビュー
- Takuto — 27位。同じくTOZに参加
- Yuto — 90位。TOZに参加
日本人のデビューメンバーはなし。 ただし、脱落した日本人参加者がTOZとして日本でグループデビューを果たしたのは注目すべき展開です。一度落ちても道はある — これもK-POPの世界の現実です。
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I-LAND 2: N/a(2024年)
基本情報
- 放送期間: 2024年4月18日〜7月4日(全11話)
- 参加者: 女性練習生(韓国+海外)
- デビューグループ: izna(7名 → 現在6名、7年契約)
Produceとの大きな違い
これまでのプロジェクトグループ(期間限定)と異なり、iznaは7年間の長期契約。Mnetのサバイバル番組初の「本格的なグループ」として誕生しました。
iznaに選ばれた日本人
| 順位 | 名前 | プロフィール |
|---|---|---|
| 4位 | Koko(奈良井心子) | 2006年生まれ、愛媛県出身。得票320,124 |
| 7位 | Mai(冨岡舞) | 2004年生まれ。日本語・韓国語・英語のトリリンガル |
惜しくも脱落
- Fuko(林風子) — 8位。あと一歩でデビューを逃した
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Boys II Planet(2025年)
基本情報
- 放送期間: 2025年7月17日〜9月25日(全13話)
- 参加者: 韓国・中国・日本・タイ・アメリカなどから160名
- デビューグループ: ALPHA DRIVE ONE(ALD1)(8名、2026年1月デビュー)
最終メンバーは韓国人と中国人で構成され、日本人のデビューメンバーはなしという結果になりました。
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Mnet経由でデビューした日本人 まとめ
| 名前 | 番組(年) | グループ | 現在 |
|---|---|---|---|
| 宮脇咲良 | Produce 48(2018) | IZ*ONE → LE SSERAFIM | HYBE所属、トップアイドル |
| 矢吹奈子 | Produce 48(2018) | IZ*ONE | HKT48に復帰 |
| 本田仁美 | Produce 48(2018) | IZ*ONE | AKB48に復帰 |
| ニキ | I-LAND(2020) | ENHYPEN | メインダンサー、日本で絶大な人気 |
| 坂本舞白 | Girls Planet 999(2021) | Kep1er → MADEIN | グループリーダー |
| 江崎ひかる | Girls Planet 999(2021) | Kep1er | — |
| Koko | I-LAND 2(2024) | izna | 活動中 |
| Mai | I-LAND 2(2024) | izna | 活動中 |
8名の日本人が、Mnetのオーディション番組からK-POPアイドルとしてデビューしています。 全員のプロフィールは日本人K-POPアーティスト名鑑で確認できます。
宮脇咲良がAKB48 → IZ*ONE → LE SSERAFIMというキャリアパスを築いたことで、「日本人がK-POPのトップに立てる」ことが証明されました。
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オーディション以外のMnet注目番組
Street Woman Fighter(2021年〜)
女性ダンスクルーによるバトル番組。シーズン1は韓国で社会現象となり、ダンサーがアイドルに匹敵する知名度を獲得。シーズン3(2025年〜)では日本を含む国際展開に進化しました。K-POPアイドルを目指すダンサーにとって、オーディション番組とは異なるもう一つのルートです。ダンスの基礎を固めたい方はトレーニングガイドも参考にしてください。
Queendom / Kingdom
既にデビューしているグループ同士が対決する番組。Kingdom(2021年)ではStray KidsとATEEZが大きく知名度を上げました。
M COUNTDOWN — 日本人アーティストの活躍の場
オーディション番組ではありませんが、Mnetの看板音楽番組M COUNTDOWNも日本人アーティストにとって重要なステージです。
2026年3月、日本のアイドルグループCUTIE STREETがM COUNTDOWNのスペシャルステージに出演。 代表曲「可愛いだけじゃダメですか?」の韓国語バージョンを披露し、パフォーマンス映像は760万回再生を突破。Spotify「Viral Hits Korea」で1位、韓国Instagramのバイラルソングチャートでも1位を獲得するなど、日本のアイドルが韓国の音楽番組で大バズりする歴史的な出来事となりました。
CUTIE STREETはASOBISYSTEM所属で、FRUITS ZIPPERと同じKAWAII LAB.プロジェクト出身。なお、メンバーの桜庭遥花はPRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSで19位にランクインした経歴を持っています。
📺 CUTIE STREET - M COUNTDOWN パフォーマンス映像
この事例は、Mnetのサバイバル番組以外にもM COUNTDOWNへのゲスト出演という形で韓国市場に切り込むルートがあることを示しています。
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2026年のMnet最新動向
- Wanna One再結集番組(2026年4月28日〜): 全メンバーが集合するバラエティ
- Show Me the Money 12: Mnet30周年記念で3年ぶりに復活するヒップホップオーディション
- CUTIE STREETのM COUNTDOWN出演(2026年3月26日): 日本アイドルの韓国バイラルヒットが話題に
- 新たなアイドルサバイバル番組は未発表だが、1〜2年周期のパターンから2026年後半に新番組の可能性
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他局の競合番組
Mnetの成功を受けて、他の放送局も追随しています。
| 放送局 | 番組 | 年 | 輩出グループ |
|---|---|---|---|
| SBS | Universe Ticket | 2023-24 | UNIS |
| SBS | Universe League | 2024-25 | AHOF |
| JTBC | Peak Time | 2023 | (既存グループ再起番組) |
| JTBC | Project 7 | 2024 | — |
ただし、視聴者投票・大規模練習生プール・プロジェクトグループというMnetが確立したフォーマットを超える番組は、今のところ現れていません。
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まとめ: Mnetオーディション番組が教えてくれること
- 1日本人にもチャンスはある — 8名がデビューを果たしており、特に女性部門では高い成功率。日本人アーティスト名鑑で全員の活躍を確認できます
- 2ダンスと歌の実力が必須 — 全番組を通じて、スキル評価は一貫して重要。トレーニングの始め方も参考にしてください
- 3投票操作事件を経て透明性が向上 — I-LAND以降はプロデューサー+ファンのハイブリッド方式に
- 4一度落ちても道はある — 高橋朱里(Rocket Punch)、Boys Planet脱落組(TOZ)など、再チャレンジの事例も多い。先輩たちのエピソードも読んでみてください
- 5Mnetに出ること自体がキャリアになる — デビューできなくても、番組出演で知名度を得て別ルートでデビューするケースが増えている
K-POPデビューを目指す日本人にとって、Mnetのオーディション番組は最も確実なルートの一つです。まずは最新のオーディション情報をチェックし、韓国語の準備を始めましょう。韓国渡航に必要なビザ情報や、気になるK-POP用語もあわせて確認してみてください。
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