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リセンヌ(RESCENE)「LOVE ATTACK」がMelon 1位に逆走|834日の奇跡・ミナミ&ウォニのバズ・所属MUSEまで解説【2026年7月】

リセンヌ(RESCENE)「LOVE ATTACK」がMelon 1位に逆走|834日の奇跡・ミナミ&ウォニのバズ・所属MUSEまで解説【2026年7月】

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The Path編集部
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日本人メンバーMinami (伊藤南美) を含むK-POP 5人組 RESCENE が、2026年5月にギャル・方言系コンテンツのバズで韓国MelOn日間チャートに過去楽曲が再浮上。LOVE ATTACK 5/20→5/22 で #214→#139 (+75位) 上昇を一次観測。(RESCENE = リセンヌ)

2024年デビューのK-POP 5人組 RESCENE (リセンヌ) が、2026年5月に韓国国内で大きな話題になっている。きっかけはメンバーが披露している ギャル系キャラ + 方言コンテンツ がSNSで拡散したこと。連動して、過去楽曲を含む複数曲が韓国 MelOn 日間チャートに 再浮上 (逆走) している。

日本人メンバー Minami (ミナミ / 伊藤南美) を擁する 5人組で、デビューから1年以上経った楽曲がチャート再浮上する珍しい現象。

【続報】リセンヌ「LOVE ATTACK」がMelon TOP100で1位を獲得(2026年7月8日)

その後、リセンヌ(RESCENE)の「LOVE ATTACK」は逆走を止めず、2026年7月8日22時(韓国時間)、ついにMelon TOP100で1位を獲得した。リセンヌのデビュー(2024年3月26日)から834日という異例のロングランを経ての首位だ。楽曲『LOVE ATTACK』自体は2024年8月リリース(1stミニアルバム『SCENEDROME』のダブルタイトル曲)で、リリースからも約2年をかけて頂点に立った。メンバーはYouTubeライブで涙ぐみながら喜びを語った。

注目すべきは、リセンヌが大手ではなく中小・新興事務所 THE MUZE Entertainment(뮤즈/MUSE) 所属であること。大手の資本や後ろ盾なしに、SNS発の口コミだけで頂点に立った点が大きな話題を呼んでいる。

流れを振り返ると、5月28日に98位でTOP100へ再入し、7月2日に自己最高の3位、そして7月8日に1位。きっかけは、メンバー ウォニ のYouTubeチャンネル(2026年2月開設・登録者60万人規模)と、日本人メンバー ミナミ の「거제 야호~(コジェ ヤホ~)」ギャルコンセプト動画のバイラルだった。さらに『Deja Vu』『Runaway』も同時期にMelon TOP100入りし、中小事務所のガールズグループが本格ブレイクした形だ。

(動画:リセンヌ RESCENE「LOVE ATTACK」Official MV)

何が起きているか

LOVE ATTACK は5月下旬から急上昇 (5/20 #214 → 5/22 #139 の3日間で +75位)。2024年8月リリースの楽曲。その後も上昇を続け、2026年7月8日についにMelon TOP100で1位を獲得した(下記の続報)。

新曲 Runaway (2026年4月8日リリース) も順位を上げた。Deja Vu (2024年7月) は昨年夏ぶりに日間1000位復帰。過去楽曲がほぼ全範囲で再浮上している状態。

リセンヌ(RESCENE)の事務所は?

リセンヌ(RESCENE)の所属事務所は THE MUZE Entertainment(더뮤즈/通称MUSE)です。大手ではなく、所属をリセンヌ1組に絞った中小・新興事務所で、代表・主要プロデューサー陣がバークリー音楽大学出身とされる“制作型”レーベルです。応募方法や事務所の詳細はTHE MUZE Entertainmentオーディション完全ガイドTHE MUZEの事務所ページにまとめています。

RESCENE 基本情報

Minami の個別プロフィールは リセンヌ ミナミ プロフィール記事 で別途解説している。

バズの中心 ─ ギャル系 + 方言コンテンツ

拡散の中心は、メンバーが SNS / Vlog / YouTube動画 で披露している以下の要素:

  • 既存K-POPアイドルが演出しない「素」 のリアクション
  • 出身地方言での会話・歌唱
  • 作り込まれていないメンバー間の自然な絡み

「K-POPアイドルの完成された造形美」 ではなく、距離が近い・親しみやすい・素のキャラが見えるという従来とは異なる魅力軸が韓国国内ファンに刺さっている。特に方言コンテンツは、ソウル標準語中心の韓国K-POP市場では新鮮で、韓国国内チャートに特に効く拡散経路となっている。

Runaway MV (2026年4月8日 リリース)
今バズが集中している動画

ギャル系・方言コンテンツのバズの中心になっている動画。再生数が急速に伸びており、韓国国内で大きく拡散している。

なぜ逆走が起きているか

3つの要因が重なっている。

第5世代ガールグループの飽和市場で「素」 が差別化要因になっている。2024-2026年は第5世代ガールグループのデビューラッシュで「完成度の高いコンセプト」 同士の差別化が困難。RESCENE は完成度よりも素のキャラで差別化に成功している。

方言コンテンツは韓国国内ファン向けに特に強い。ソウル中心の標準語社会で生きるファンに「地方の温かさ」 を提供できるため、国内チャートに効く拡散装置になっている。

RESCENEは楽曲数がまだ少ないため、新規ファンが「全曲制覇」 を短時間で実現できる。「気に入ったメンバーが見つかると全曲を聴き、結果として過去曲もチャート上昇する」 という連鎖が起きやすい構造になっている。

SNSバズだけではない ─ 「曲が良い」という土台

韓国メディアの分析で繰り返し指摘されているのが、「バズの前に“良い音楽”があった」という点だ。あるメディアは今回の現象を「YouTubeが目覚めさせた名曲」と表現している。『LOVE ATTACK』は、ミームで注目される以前のリリース当時から高く評価されていた楽曲だった。

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その裏付けが海外評壇の反応だ。イギリスの音楽メディア NME の「2024年ベストK-POP楽曲25選」、アメリカ Billboard の「2024年ベストK-POPアルバム」(収録アルバム『SCENEDROME』) に選ばれており、清涼で完成度の高いサウンドは発表時点からプロに認められていた。

製作陣も充実している。『LOVE ATTACK』の作曲・編曲には、THE MUZE Entertainmentの이주헌(イ・ジュホン/代表)や더풀킴といった自社プロデューサー陣に加え、スウェーデンのSimon Jonasson・Gustav Landell、作詞のWilhelmina が参加している。

これは事務所の特性でもある。THE MUZEは代表・主要プロデューサー陣がバークリー音楽大学出身とされ、音楽性・制作力に強みを持つ“制作型”の中小事務所だ。所属をリセンヌ1組に絞り、リソースを楽曲とアーティストに集中させている。大手の強い世界観や過激なコンセプトに食傷した層が、リセンヌの自然で清涼な音楽に反応した——今回の逆走は、SNSのバズが「もともと良かった曲」の価値を再発見させた現象だといえる。

デビュー1年目、まだ大きな注目を集める前のリセンヌが『LOVE ATTACK』の練習や月例評価に取り組む“当時の様子”は、以下の密着動画から見られる。今の逆走ブレイクと見比べると、地道な下積みの上に今回のヒットがあることが伝わってくる。

(動画:リセンヌ デビュー1年目頃の一日 | LOVE ATTACK活動期の様子)

日本人メンバー Minami への影響

Minami (千葉県出身) は RESCENE 唯一の日本人メンバーで、thepath主読者層にとって最も注目すべきメンバー。今回の韓国国内バズが日本市場にも波及した場合、Minami個別の認知度向上 + THE MUZE Entertainment への注目 + 「ギャル系K-POP」 という新カテゴリ確立、という連鎖が起きる可能性がある。

thepath は Minami 個別の動向を継続観測し、RESCENE関連の更新は今後も追記予定。

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情報源

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関連記事として、リセンヌ ミナミが KBS本国の生歌一発番組『リムジンサービス』 EP.211 に単独出演し、KBS WORLD JAPAN も Got The Spot シリーズで継続フィーチャー中の動向を動画3本付きで歌唱力検証した リセンヌ ミナミは歌うまい? KBS リムジンサービス4曲+KBS WORLD JAPAN特集で検証 も合わせて参照してほしい。

2026年5〜6月にかけてバズは複数のフェーズで拡大した。始まりは3月下旬、リーダー Woni (워니) が自主制作YouTubeチャンネルに「ギャルの態度を学ぼう (Learning About the Gyaru Attitude)」 という動画を投稿したこと。動画には日本人メンバー Minami がギャル姿で出演し、その中で発した「巨済 (コジェ)、ヤッホー!」 のキャッチフレーズがSNSで広範に拡散した。巨済 (거제 / Geoje) は Woni の地元で、韓国南部慶尚南道に位置する島。Minami の発言は地名のジョーク的アピールとして韓国国内のZ世代に刺さり、ミーム化していった。

これを受けて Woni のYouTubeチャンネルは爆発的な成長を見せた。5月4日に10万登録を突破、同月26日には 39万2千登録 に到達して RESCENE グループ公式チャンネルを上回り、2026年6月時点では 60万登録近辺 にまで拡大している。約1ヶ月半で6倍という急成長は、K-POP第5世代の自主制作コンテンツとしては突出した数字。直近で公開された最新動画は公開後短期間で 200万再生超え を記録しており、単発バズではなく継続的なバズの再生産が起きていることが確認できる。

社会的影響としては、5月22日に 慶尚南道巨済市が RESCENE を名誉広報大使 (Honorary Ambassadors of Geoje) として正式任命 し、SNSミーム発の言及が地方自治体の公式パートナーシップへと展開した。任命後の6月には Woni と Minami が実際に巨済を訪問するフォローアップ動画も公開され、ミーム → コンテンツ → 公式コラボの一連のサイクルが完成している。

そのフォローアップ動画 (절친소 EP1「巨済の娘ウォニが認めた巨済ホットスポット フルコース旅行」、YouTube チャンネル「왕구랜드 Wanggu Land」 / 登録者15.4万人、2026年6月11日プレミア公開) は公開24時間で 44万再生超 を記録。ブランチカフェ→前美城→東部貯水池→夕食の串焼きという地元コース型企画で、ミナミが食レポ・スポット紹介を担うフォーマット。

演出面でもうひとつ注目すべきは、Woni チャンネルが コンテンツのシリーズ化と地元浸透を同時に進めている 点だ。直近で200万再生超えとなった動画「갸루와 거제 2편 (ギャルと巨済 2編)」は、タイトル通り「ギャル×巨済」 シリーズの2作目で、1編で発生したバズを連作で受け止める構成になっている。

(動画:Woni チャンネル「갸루와 거제 2편 / ギャルと巨済 2編」)

動画の中身は Woni が自身の学生時代の母校を巡るローカル企画で、「自分の過去」 を一次資料化して見せるセルフプロデュース型のVlogが軸となっている。

特に印象的なのが地元住民の反応で、動画内では Woni と街中で出会った見知らぬ地元の人が「미나미 씨 덕분에 거제가 유명해졌으니까 (Minamiさんのおかげで巨済が有名になったから)」 と発言する場面が観測される。これは形式的な「観光大使任命」 を超えて、地元住民の認識レベルで Minami の貢献が浸透している ことを示す一次資料であり、RESCENE の Geoje プロジェクトが単なる広報施策ではなく実体のあるブランディングへと変質していることを物語っている。

また動画のBGM選曲面でも、視聴者からは m-flo (エムフロー) など2000年代前後の日本のJ-POP / ヒップホップ・ダンス系サウンドの起用 が観察されており、ギャル概念 (平成中期の日本サブカル) と組み合わせる演出が韓国Z世代の Y2K / 日本平成リバイバルブームと重なって受容されている可能性が高い。日本側の視聴者にとっても「自分たちの平成文化が韓国アイドル経由で再評価されている」 という二次的な熱狂を生む構造になりうる。

業界全体への波及も見られる。RESCENE の Woni チャンネルのように、グループの公式パイプラインに依存せず、メンバー個人が自主的にコンテンツを制作・拡散する手法は、K-POP第5世代の新しい戦略として注目されている。中堅グループが事務所主導のマーケティングだけでは届かない層に、メンバー自身の自主制作チャンネルで直接リーチする流れは、他の中小グループにも広がりつつあり、業界の宣伝設計の転換点になりつつある。

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次のアクション

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