FOR PARENTS
お子さんが「K-POPアイドルになりたい」
と言ったら
驚かれたかもしれません。でも、日本からK-POPアイドルになった人は200名以上います。
このページでは、保護者の方が最初に知っておくべき情報をまとめました。
Industry Advisor 監修
本ページの内容は、BTS・TWICE・ENHYPEN等のボーカルトレーニングを担当したキム・ソンウン氏の監修のもと作成しています。20年以上にわたりK-POPアイドルの育成に携わってきた立場から、保護者の皆様にお伝えしたいことをまとめました。
まず知ってほしいこと
TWICEのサナは大阪で買い物中にスカウトされました。LE SSERAFIMのサクラはHKT48からK-POPに転身しました。aespaのジゼルは聖心インターナショナルスクールの生徒でした。
K-POPアイドルになった日本人の多くは、特別な家庭環境で育ったわけではありません。普通の家庭から、普通の子供が、K-POPの世界に飛び込んでいます。
お子さんの夢を応援すべきか、止めるべきか。その判断をするために必要な情報を、このページで整理しています。
お金の話 — 練習生にかかる費用
K-POP事務所の練習生制度では、ダンス・ボーカル・韓国語のレッスン費用は事務所が負担するのが一般的です。ただしこれは「無償」ではなく「立替」であり、デビュー後の収益から精算される仕組みです。
保護者が負担する可能性がある費用
- ●渡韓費用(航空券・初期費用): 10〜30万円
- ●生活費(寮費が無料の場合も食費等): 月5〜15万円
- ●ビザ申請費用: 数万円
- ●保険・通信費: 月1〜2万円
大手4社(HYBE・SM・JYP・YG)は寮・食事を提供するケースが多いですが、中小事務所では自己負担が増える傾向があります。
→ 詳しくはK-POP練習生の費用 完全ガイド
契約の話 — 親が確認すべきポイント
2009年以降、韓国公正取引委員会が標準契約書を導入し、過去に問題視された「奴隷契約」は大幅に改善されています。それでも、以下の5点は必ず確認してください。
- 1.契約期間(通常7年。更新条件も確認)
- 2.違約金の有無と金額(途中解約の場合)
- 3.育成費の精算方法(デビュー後の収益配分比率)
- 4.活動制限の範囲(SNS・恋愛・私生活の制約)
- 5.解約条件(デビューできなかった場合の処遇)
契約書は韓国語で書かれていることが多いため、日本語に翻訳した上で弁護士に相談することを強く推奨します。
→ 詳しくはK-POP練習生の契約書ガイド
安全性 — 韓国での生活
大手事務所の練習生は寮で共同生活を送ります。門限(22時〜23時が一般的)、定期的な体重チェック、恋愛禁止などの厳しいルールがありますが、逆に言えば管理体制が整っています。
TWICEのサナ・モモ・ミナは10代半ばで渡韓し、JYPの寮で練習生生活を送りました。3人とも現在も活躍しており、保護者との関係も良好なことが公に語られています。
一方で、メンタルヘルスの問題は見過ごせません。孤独、プレッシャー、比較による自己否定。お子さんとの定期的な連絡と、「いつでも帰ってきていい」というメッセージは不可欠です。
→ 詳しくはK-POP練習生の寮生活 / メンタルヘルスガイド
親としてできること
「反対する」か「応援する」かの二択ではありません。お子さんの夢を理解した上で、現実的な道筋を一緒に考えることが最も建設的です。
具体的なステップ
- 1.まずは話を聞く(頭ごなしに否定しない)
- 2.一緒に情報を集める(このサイトの事務所事典を一緒に見る)
- 3.期限と条件を決める(「高校卒業まで」「成績を維持しながら」など)
- 4.まずは国内でできることから始める(ダンススクール、オンラインオーディション)
- 5.オーディションに一緒に行く(親の目で事務所を確認する)
実際にデビューした日本人の保護者の話
TWICEのサナ(湊崎紗夏)のお母さんは、大阪で買い物中に娘がJYPにスカウトされた時、最初は驚いたと言われています。しかし娘の本気を感じ、渡韓を許可。サナは現在、国立競技場8万人の前でパフォーマンスしています。
ENHYPENのニキ(西村力)のお母さんは、岡山でダンススタジオを運営しています。息子が14歳で韓国のオーディション番組に参加することを応援し、現在ニキはK-POP業界屈指のダンサーとして活躍しています。
IVEのレイ(直井玲)は、ダンスも歌も完全未経験の状態で14歳で渡韓しました。お母さんがK-POPファンだったことがきっかけで、娘の夢を後押ししたと言われています。