公開初週末で独立・芸術映画1位に。是枝裕和監督『裟箱の中の羊』が映画ファンと批評家から絶賛
是枝裕和監督の最新作『裟箱の中の羊』が6月10日の公開以来、観客と批評家から高い評価を得ている。死んだ子どもの代わりに一つの家族に迎えられた7歳設定のヒューマノイドが、家族になる喜びと再び捨てられるかもしれない不安に直面する物語。開場初週末の累積観客数は41,752名で、独立・芸術映画部門で1位を獲得。送強호、姜東元、成시경ら韓国の著名人からの推薦メッセージが注目を集めている。
カンヌ国際映画祭コンペティション部門での上映で話題を集めていた是枝裕和監督の最新作『裟箱の中の羊』は、6月10日の公開以来、媒体と観客から熱い称賛を受け、興行成績を上昇させている。
本作は、死んだ子どもの代わりとしてある家族に迎えられた7歳設定のヒューマノイドが、家族になることの喜びと同時に、再び捨てられるかもしれないという不安に向き合う物語である。
公開前から注目の中心にあり、韓国を代表する著名人たちからの圧倒的な推薦メッセージが期待感をさらに高めている。『ブロカー』で是枝監督と共演した送強호は「そのように父になるように。ついに裟箱の中の羊を発見する魔法のような映画」と深い感動を予告した。俳優の姜東元は「目には見えないが、私たちが生きていく上で何物にも代え難い大切なものでいっぱいだ」と監督への深い好意を示した。歌手の成시経は「私たちが見落として生きている多くのものを一緒に考えてみようという提案」と述べ、初主演を務めた大悟の演技を絶賛した。評論家・이동진は「映画は結局、四角い箱の中に詰まった見えない羊を映し出そうとする格闘である」と強烈な一行評を残した。
劇場を訪れた観客からの好評も相次いでいる。観客らは「ヒューマノイドというSF的素材で喪失と哀悼、家族の意味を深く淡々と描いた」「代替品として残らず自分だけの安全基地を作り分離個別化する過程が印象的だ」「是枝監督のスタイルでうまく展開され、深い感動と癒しを受けた」などの反応を示し、口コミの旋風を主導している。
実際、『裟箱の中の羊』は公開初週末に独立・芸術映画興行1位に上った。映画館入場券統合電算網基準で初週末累積観客数41,752名を記録した本作は、上映館の不利にもかかわらず高い座席販売率で客席を埋めている。
この作品は是枝裕和監督の『怪物』と日本実写映画興行神話を記した『国宝』に続く日本映画興行系譜に注目されている。興行の原動力は、映画が投げかける重い問いにある。近い未来のヒューマノイドとの共存、AI時代における家族という価値の意味、そして結局人間にのみできる選択と守ることができるもの。観客たちは単なる観賞を超えて、それぞれの問いを抱いて劇場の扉を出る。
本作の観点として三つのポイントが提示されている。第一は、正解を強要しない結末が残す長い余韻である。『本当の家族とは何か』『私たちは何を愛と呼ぶのか』という問いを、観客各自にそのまま託すことが是枝裕和監督特有の手法である。第二は、俳優たちの表情である。綾瀬はるかは喜びと罪悪感、不安が絡み合った感情を微細な表情の結晶として積み上げ、深い演技を見せる。特に7歳設定のヒューマノイド・カケルを演じた新人・kuwaki limuの発見が、この映画の最大の収穫である。第三は、時代に真正面から向き合う主題意識である。ヒューマノイドと一つの家族として暮らすという設定は、AI時代の風景を最も私的なリビング内へ引き込む。『ある家族』『怪物』で家族の定義を問い直してきた是枝監督は、今回その問いを人間を超えた一歩先へ推し進める。
出典: Daum (https://v.daum.net/v/20260616230203694)