ファンカフェからBubbleへ。韓国アイドルとファンの距離を変えたメッセージングプラットフォーム
かつてファンカフェを通じて一方向的にアーティストを応援していた時代は過去。現在、BubbleやWeverse DMなどのメッセージングプラットフォームが登場し、ファンとアーティストは日常を共有しリアルタイムで交流する文化が定着した。SM Entertainment、JYP Entertainment、Cube Entertainmentなど多くの企画社が導入し、K-popアイドルから俳優まで幅広いアーティストが利用している。親密感が高まる一方で、メッセージの頻度差やマナー、プライベート情報の拡散など新たな課題も生じている。
ファンとアーティストの距離が急速に縮まっている。かつてファンカフェの公式投稿や放送出演を通じてのみアーティストの近況を知ることができた時代から、今ではアーティストが直接送るメッセージで一日を始め終える時代へと変わった。
過去のファンとアーティストの関係は現在より遙かに遠かった。ファンは放送出演と公式ファンカフェの投稿、たまに公開される写真数枚に頼るしかなく、好意を伝える手段も手紙を事務所に送ることに限られていた。ファンカフェはファンとアーティストを結ぶ代表的な窓口で、ファンたちは定会員の地位を得るため一定期間の活動を行い応援文を残した。
しかしこの文化は徐々に変化していった。転機となったのはSNSの出現である。Instagramとx(旧Twitter)、VLIVEなどが普及すると、アーティストたちは練習室の様子から旅行写真、食事メニュー、日常の出来事まで積極的に共有し始めた。
現在の実時間交流の時代を象徴するのが、ディアユの「Bubble」である。Bubbleはアーティストのメッセージを1対1チャットルーム形式で受け取る有料購読プラットフォーム。実際にはアーティストが全購読者に一斉送信だが、ファン側は個人との会話のように体験する構造になっている。
Bubbleの成功後、Weverse DM、From、HiEnDなど様々なファン交流プラットフォームが登場し、市場は急速に拡大した。初期はK-popアイドル中心だったが、現在では俳優など多様な分野のアーティストが参加している。
ファンたちはこれらのプラットフォームに「親密感」を感じている。活動期だけでなく非活動期もアーティストと繋がっていると感じ、舞台や作品での華やかな姿だけでなく日常の細かな瞬間まで共有することで心理的距離を縮めている。10代女性Aは「本当に親しい知人との会話のように『今日何を食べたか』『どんな歌がいいか』を話してくれるから、アーティストに近づいた気がする」とコンサートやファンミーティング後のメッセージも特別な経験だと語る。
一方で課題も生じている。同じグループ内でもメッセージ送信頻度に差があることへの不満や、不礼で線を越えたメッセージを送るファンの存在が指摘される。また、ファンのみの空間とされながらもキャプチャ画像がSNSやオンラインコミュニティを通じて急速に拡散することへの懸念も聞かれる。
出典: Daum (https://v.daum.net/v/20260622000224253)