加速するK-POPカムバック周期—大手事務所の台頭で中小企業の格差拡大
K-POPグループのカムバック周期が急速に短縮している。9月末から11月までの国内でのカムバックや新作発売予定は約34組に達し、2~3年前の年2回程度から大幅に加速。ILLITやATEEZのように既発表楽曲が依然高チャートを記録しながら新作発表を予告するグループも多い。背景には製作環境の改善と、反応が良い時期に活動を強化するマーケティング戦略がある。しかし音源販売30万枚以上を記録したグループは全体の3.55%に留まり、大手事務所と中小企業の格差が顕著化している。
K-POPグループのカムバック周期が急速に短縮している。23日時点で9月末から11月までに国内でカムバックや新作発売を予定しているグループは約34組で、日本・海外発売やユニット・プロジェクト・デビューを含めると46組に拡大する。このうち今年既にアルバムや音源を1度以上発表したグループは39組、2度以上は全体の半数超の26組に達している。
カムバック周期が加速した理由として「音楽消費の周期が早まったこと」が挙げられることが多い。しかしチャートを見ると、既発表楽曲が依然高い人気を保ちながらカムバックを予告するグループが存在する。ILLITの場合、4月30日発表の『It's Me』は21日付メロンデイリーチャートで12位、Spotify韓国地域で21位、YouTubeMusicで28位を記録。その後も6月のコラボレーション『ICONIC BY MISTAKE』、7月の日本シングル『I Got Your Back』などを連続発表し、10月26日の新ミニアルバム『BREAK EVEN』発売を予定している。ATEEZも2月『GOLDEN HOUR : Part.4』、6月『GOLDEN HOUR : Part.5』を発表。『BAD』が依然各チャート上位を維持する中、11月に新アルバム発売を予告している。
業界では製作環境の改善をもう一つの要因として指摘する。過去は作曲家プールが限定的で曲が揃うまで時間を要することが多かったが、現在は自体制作グループが増加し、ソングキャンプなどを通じた海外作曲家の参加も拡大。曲供給が円滑化した。同時に「流れが来た時に櫂を漕ぐ」というマーケティング手法が広がり、反応が良い時期に活発に活動して確実に上位を狙う傾向が強まっている。
しかし、年2度以上の新作を発表するグループの大多数は大手事務所所属か販売枚数100万枚超の人気グループに集中している。業界では「安定して次のアルバムを制作するには販売30万枚以上が必要」という認識がある。しかし2026年発売作品で初動販売30万枚以上は49作に過ぎず、グループ単位で30万枚以上を記録したのは44組のみ。成信女子大のキム・ジョンソプ教授が1996~2025年のK-POPアイドル1182グループを全数分析した調査では、単一アルバム30万枚以上を記録したグループは全体の3.55%に過ぎない。
中小事務所は制作費回収が困難なため、各種イベントや小規模ツアーで補填せざるを得ず、アルバム制作は後回しになっている。加えて自体制作能力を持つメンバー確保も難しく、ソングキャンプや有名作曲家から良曲を得る機会も限定的。業界関係者は「中小事務所は競争の場に立つ機会さえ失いつつある」と指摘。大手事務所所属の特定グループではなく、K-POP全体が注目されるよう共生の道を模索することの重要性を訴えている。
出典: Daum (https://v.daum.net/v/20260929000220564)