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naevis (ナイビス) 完全解説 + SM JAPAN 新IP Kiepi 始動|SMバーチャルアーティスト戦略の全体像【2026年5月最新】

naevis (ナイビス) 完全解説 + SM JAPAN 新IP Kiepi 始動|SMバーチャルアーティスト戦略の全体像【2026年5月最新】

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The Path編集部
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SM Entertainment 史上初のバーチャルアーティスト naevis (ナイビス / 나이비스 / nævis) と、SM JAPAN × STUDIO REALIVE が2026年4月にデビューさせた姉妹IP Kiepi (キーピー / CERA & RENA) の全体像を、一次情報源で解説。2020年 aespa「Black Mamba」 初登場→2024年9月「Done」 ソロデビュー→2025年7月ストリートファイター6解説機能 (2026年7月3日まで限定)→2025年8月「Sensitive」 + MBC音楽番組TV出演→2026年Kiepi始動という7年がかりのSMバーチャル戦略を、LG Uplus / CAPCOM / MBC / Warner Music の異業種連携、NCT WISHユウシとのコラボ、K-POP練習生志望者へのキャリア示唆を含めて網羅。公式Instagramリール2件埋込み【2026年5月最新】。(aespa = エスパ / NCT = エヌシーティー / IVE = アイブ)

SM Entertainment は2024年9月、K-POP事務所として史上初の バーチャルアーティスト「naevis (ナイビス / 나이비스 / nævis)」 をソロデビュー させた。その2年弱で、naevis はストリートファイター6の解説機能、MBC「Show! Music Core」 の地上波出演、SMTOWN LIVE での生ステージ披露、NCT WISH (ウィッシュ) の日本人メンバー ユウシとのダンスチャレンジコラボなど、音楽以外の領域に活動を広げている。さらに2026年4月には、SM ENTERTAINMENT JAPAN × STUDIO REALIVE が 「バーチャルアーティスト練習生」 デュオ「Kiepi (キーピー)」 をデビューさせ、SMのバーチャル戦略は1人から複数体制へと拡張した。

本記事では、naevis の歩み、最新動向、そして SMバーチャルアーティスト戦略の全体像 (naevis + Kiepi + STUDIO REALIVE) を、一次情報源で確認できる範囲で整理する。

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naevis (ナイビス) とは何者か

naevis は SM Entertainment が生成AIを使って創作したバーチャルアーティストで、K-POP事務所初の自社製AIアーティスト。設定上は KWANGYA (광야 / 平行次元のデジタル世界) に住む「AEI (Artificial Emotional Intelligence / 人工感情知能)」 で、aespa の世界観 (SM Culture Universe / SMCU) の中核キャラクターとして2020年に初登場した。

初登場は aespa のデビュー曲「Black Mamba」 のMV / ユニバース構築コンテンツ。物語上は、aespa メンバーの現実世界の本人と、仮想空間 FLAT に住むバーチャルアバター「ae」 を接続・媒介する役割。悪役 Black Mamba との戦いで aespa を支援する「相棒 (sidekick)」 として描かれてきた。つまり aespa の世界観そのものを物理的に体現する存在として設計されている。

開発体制 — 7年の研究開発と LG Uplus 連携

naevis のプロジェクトは2017年に SM社内の R&D として始まった。当時はメタバース概念が一般化する前で、純粋な研究プロジェクト。COVID-19 パンデミック中にメタバース市場が一気に拡大した時期に開発が加速し、2024年9月のソロデビューに至った。実に 7年がかりの長期開発プロジェクト

技術面では、音声は AI合成、ビジュアル (MV / 短編動画 / 写真 / グッズ) は LG Uplus と提携 し、同社の生成AIプロダクト Ixi-Gen を活用している。これは LG AI Research の小型LM「Exaone」 がベース。単独のAI生成ではなく、韓国大手通信キャリアの法人技術連携で実装している点が、他事務所のAIアイドル試みと比べて構造的に重い投資となっている。

ビジュアルは「フレキシブルキャラクター」 として、ハイパーリアル (VFX) / カジュアル3D / トゥーンスタイル の3形態に変化できる設計。シチュエーションごとに表現を切り替えられる汎用性が、後のゲーム実況・ブランドコラボ展開を支えている。

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naevis 完全タイムライン (2020-2026年5月)
時期出来事
2020aespa「Black Mamba」 MV に初登場、KWANGYA設定の中核キャラクターに
2024-09-10デビューシングル「Done」 リリース (現実世界の都市探索MV)
2024 (秋)2024 aespa LIVE TOUR - SYNK: PARALLEL LINE で初の有観客ステージ披露
2025-01SM合同コンサート「The Culture, The Live」 で2ndシングル「Sensitive」 を先行披露
2025-02SM 30周年アルバムに参加、BoA「Game」 をカバー
2025-Q1EPリリース計画 → 延期 (Q2/Q3スケジュールから不在確認)
2025-07-04ストリートファイター6 (CAPCOM) の自動実況機能 に解説者として登場、韓国語/日本語/英語の3言語対応 (2026年7月3日までの1年間限定)
2025-08-072ndデジタルシングル「Sensitive」 リリース (Pop dance / Funk bassline)
2025-08-09SMTOWN LIVE 2025 in TOKYO (東京ドーム) で SM JAPAN × STUDIO REALIVE がバーチャルアーティスト練習生「Kiepi」 をサプライズ公開
2025-08-16MBC「Show! Music Core」 で TV番組デビュー (Sensitive 披露) — バーチャルアーティストが地上波K-POP音楽番組に出演する業界初級の出来事
2025-秋SMTOWN LIVE 2025 in Seoul Day 1 で「Sensitive (Performance Ver.)」 ライブステージ
2025-末3年ロードマップ発表 — webtoon / ゲーム / 配信コンテンツ / アニメ / グッズ / ブランドコラボへの段階展開計画
2026-04-01Kiepi デビューシングル「Rocket Science」 + MV同時公開 (姉妹IP始動)
2026-05 (現在)aespa「WDA (Whole Different Animal) feat. G-DRAGON」 + 2nd アルバム『LEMONADE』 プロモ期間、naevis 単独新リリースなし

ここから読み取れるのは、2025年夏に音楽とゲームの両面で大きく動いた後、2025年秋〜2026年5月の9ヶ月間は 新音楽リリースが止まっていること。ただしSF6コラボは継続稼働、Kiepi (姉妹IP) が SM JAPAN側で動き出し、3年ロードマップが進行中なので、「アーティスト活動の休止」 ではなく「IP拡張モード」 への移行と解釈するのが妥当。

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ストリートファイター6コラボの構造 — 1年限定の「AI解説者」 実装

2025年7月4日、naevis は CAPCOM の格闘ゲーム『ストリートファイター6』 のファイティンググラウンドに 自動実況機能の解説者 として実装された。これは aespa との特別コラボの一環で、同時に aespa「ジュリ: Outfit 4 feat. aespa」 という特別コスチュームも有償販売されている。

実装の重要性は3点ある。まず、K-POPバーチャルアーティストが他社ゲームのリアルタイム機能に実装された業界初の事例。単発のスキン提供やコラボイベントではなく、ゲーム機能の一部として常設実装されている。次に、韓国語・日本語・英語の3言語対応。グローバル流通を前提とした多言語AI実装は技術的にも事業的にも重い。そして3つ目に、コラボは2026年7月3日までの1年間限定。つまり本記事執筆時点 (2026年5月) では残り約1.5ヶ月で終了する期限つきの実装で、ゲーム内で naevis解説を体験するなら今が最後のタイミング。

このコラボは naevis の本質を象徴している。音楽アーティストとしてのデビュー (2024年9月「Done」、2025年8月「Sensitive」) はあくまで第一歩で、本命は「複数プラットフォームに展開可能なIP」 としての汎用性。ゲーム・音楽番組・ライブ・グッズ・ブランド広告の全てに対応できる柔軟性こそが、SMが naevis に投資する事業的根拠になっている。

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SM JAPAN × STUDIO REALIVE が立ち上げた「Kiepi」 — 姉妹IPの始動

SM のバーチャルアーティスト戦略は naevis (SM本体) 1人で終わらなかった。2025年8月9日の東京ドーム公演「SMTOWN LIVE 2025 in TOKYO」 で、SM ENTERTAINMENT JAPAN × STUDIO REALIVE がサプライズで新プロジェクトを公開した。ティザー映像内に QRコード付きのクロスワードクイズが仕込まれ、ファンが練習生名を予想しながら参加する形で発表された。

公開された練習生はその後、段階的にメンバー詳細を YouTube「V-TRAINEE's DIARY」 と公式X (旧Twitter) で開示。2026年1月30日に "Dream Equation Episode:03" でグループ結成が発表され、メンバーは Yuzuki Cera (CERA) + Amane Rena (RENA) の女性デュオ。グループ名「Kiepi (キーピー)」 は "Key" と "episode" を組み合わせた造語で、対照的な人格を持つ2人が成長を通じて共鳴する設定。

そして 2026年4月1日、Kiepi はデビューシングル「Rocket Science」 と MVを同時公開し、正式デビューした。ティザー公開から正式デビューまでわずか8ヶ月という展開スピードは、STUDIO REALIVE の制作能力と SM JAPAN の事業推進力の連携を物語っている。

注目すべきは、Kiepi が「バーチャルアーティスト練習生」 という呼称でデビュー前から公開され、YouTubeで育成過程を見せた点。これは人間練習生と同じフレームワークでバーチャルも扱うという SMの姿勢で、「人間 vs AI」 の対立構造ではなく 「両方とも事務所の育成対象アーティスト」 と位置付けている。ファンからは「naevis 含め色んなIPとコラボして欲しい」 という声も多数寄せられており、SMCU 全体での naevis × Kiepi クロスオーバー展開への期待も高まっている。

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STUDIO REALIVE の体制 — SMバーチャル制作の中核

Kiepi の制作母体である STUDIO REALIVESM Entertainment の完全子会社。2022年7月に「Studio Kwangya」 として設立され、2023年9月に現在の Studio Realive へ改名した。業務範囲は VFX / バーチャルヒューマン / VR制作 / MVスタジオ / バーチャルスタジオ運営で、aespa や EXO (エクソ)のKai のVRコンサート制作実績がある。

つまり SMは、naevis の生成AI実装 (LG Uplus 連携) と並行して、内製のバーチャル制作部隊 (STUDIO REALIVE) を持ち、生成AI ↔ 自社制作 ↔ アーティスト IP を統合した事業体制を構築している。Kiepi のデビューはこの体制が機能していることの証明で、今後さらに第3・第4のバーチャルIPが投入される可能性も高い。

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naevis 公式ビジュアル

naevis は aespa との連動を起点に、SMの所属アーティスト全体と接続できる 汎用IP として運用されている。公式インスタは最新ビジュアルや活動状況を確認できる一次情報源。

この IP汎用性が naevis の本質。SMの 日本人練習生・アーティスト戦略 との接続も進んでおり、NCT WISH のユウシ (得能勇志)、RIIZE のショウタロウ (大崎将太郎)、aespa のジゼル (内永枝利) など SMの日本人陣営は厚みを増している。naevis や Kiepi がこの文脈に接続される構造ができつつある。

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SMバーチャルアーティスト戦略の意味 — K-POP業界での位置付け

SMが naevis + Kiepi の2軸でバーチャルアーティスト事業を展開していることは、K-POP業界全体での技術投資の方向性を示している。HYBE / JYP / YGも様々なAI実験 (tripleS の AI Subunit、ETERNITY など) は行っているが、SMほど統合された AI / バーチャル戦略を確立した事務所は他にない。

戦略の核は4つ。

第1に、音楽は導入で、本命は IP汎用性。ゲーム実況・webtoon・アニメ・グッズ・ブランドコラボへの拡張が前提で、アーティスト活動はその起点に位置する。

第2に、人間アイドルとバーチャルアーティストの並走。SMは aespa / NCT / RIIZE / EXO 等の人間アーティスト事業を最重要視し続けながら、並行してバーチャルIP事業を育てている。どちらかが置き換わる構造ではない。

第3に、地域最適化。本体に naevis、日本市場に Kiepi、という二層構造で、グローバル展開と地域戦略の両方を同時に進める。

第4に、法人連携モデル。SM単独ではなく、LG U+ (技術) / CAPCOM (ゲーム) / MBC (放送) / Warner Music 等 (海外流通) との異業種連携で事業を組み立てている。

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K-POP練習生志望者にとっての示唆

thepath 読者である K-POP練習生志望者にとって、SMのバーチャルアーティスト戦略はどう関係するか。結論から言えば、「人間アーティスト + バーチャルIP関連の周辺事業」 という2つのキャリア領域が同時に広がっている時代を示している

人間アーティストとして K-POPデビューを目指す道は、これまでと変わらず最重要のルートとして続いている。SMは aespa / NCT / RIIZE / NCT WISH 等の人間アーティスト育成に大規模投資を続けており、内永枝利 (aespa ジゼル) の SM史上最短11ヶ月デビュー事例のように、日本人にとっても道は開かれている。

同時に、バーチャルIPの拡張に伴って 周辺事業 (楽曲制作・振付・MVディレクション・コンセプト企画・3D/VFX技術・AI音声開発・キャラクターデザイン) の需要も急増している。これは「アーティストとして直接ステージに立つ」 以外の K-POP業界でのキャリアパスが大幅に増えていることを意味する。例えば、ボイプラ2を11位で落選した YUMEKI (竹中夢生) のように、振付師としてK-POP業界で活躍する道は今後さらに広がっていく。

つまり SMのバーチャル戦略は、練習生志望者にとって脅威ではなく 「業界全体のキャリア機会が拡大している」 という前向きなシグナル。直接アーティストを目指す人にも、業界の周辺で働きたい人にも、選択肢が増えている時代だと捉えるのが正確。

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公式情報源 (一次資料)
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