山村仁虹(ニコ)完全プロフィール|H//PE Princessをラップ未経験から最終3位で掴んだ17歳
山村仁虹(ニコ)完全プロフィール|H//PE Princessをラップ未経験から最終3位で掴んだ17歳
H//PE Princessのニコ(山村仁虹)の完全プロフィール。福岡出身・2008年生まれの17歳が、ラップ制作未経験からMnet「HIP POP Princess」最終3位でデビューを掴むまでの軌跡と、事前評価日本1位の実力、作詞への挑戦をオーディション志望者の視点で解説する。
SNSに上げていたのはカバー動画だけ。自分でラップを作ったことは一度もない——そんな16歳が、日韓合同サバイバルの初回で「日本side事前評価1位」に指名され、最終回では全体3位でデビューを掴んだ。H//PE Princessのニコ(山村仁虹)は、いま日本のK-POP志望者がもっとも参考にすべき「後発逆転型」のロールモデルだ。この記事では、彼女の経歴と番組での軌跡、デビュー後の現在地までを一次情報ベースで整理する。
ニコは2008年11月24日生まれの17歳。本名は山村仁虹(やまむら・にこ)で、名前の「仁虹」がそのままステージネームになっている。出身は福岡県と紹介されており、2025年秋から冬にかけて放送されたMnetと日本側の合同オーディション番組「Unpretty Rapstar : HIP POP Princess」(日本ではU-NEXT独占配信)を経て、2026年にH//PE Princess(ハイププリンセス)のメンバーとしてデビューした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ステージ名 | ニコ (NIKO) |
| 本名 | 山村仁虹 |
| 生年月日 | 2008年11月24日 |
| 出身地 | 日本・福岡県 |
| 身長 | 157cm |
| グループ | H//PE Princess |
| 選出経緯 | 「Unpretty Rapstar : HIP POP Princess」最終3位 |
特技として公式プロフィールに挙げられているのが、そろばんと暗算、そして「歌やラップの歌詞を覚えるのが早いこと」。低音の声質と古着を軸にしたスタイリングセンスを自身のチャームポイントに挙げており、歌うこと、ラップ、古着屋巡り、さまざまな曲のカバーが趣味だと語ってきた。この「カバー」こそが、彼女のキャリアの出発点になる。
ニコの経歴で特筆すべきなのは、番組参加以前に自作のラップを一度も作ったことがなかったという点だ。彼女がやっていたのはSNSでのカバー動画の投稿で、既存曲のラップを自分の声で歌い直すという、いわば「趣味の延長」の活動だった。
ところが、このカバー動画の完成度が番組の入口で大きく評価される。番組初回で発表された事前評価では日本side参加者20名の中で1位に指名され、U-NEXT公式のエピソードレビューでは、MCを務めたソヨンから「40人の中で最もスキルがある」と評されたことが紹介されている。韓国side1位のユン・ソヨンが1対1の創作バトルで対峙する相手として指名されたことも、彼女が参加時点から「日本代表格」と見なされていたことを物語る。
ここに、志望者にとって重要な示唆がある。ニコは事務所の看板も、大会の実績も、完成された作品も持っていなかった。持っていたのは「継続的に公開されていたカバー動画」と、それが証明する声質・リズム感・言語感覚だけだ。それでも業界のプロたちは素材の質を見抜き、番組側は彼女を日本side筆頭として迎えた。デモやオリジナル曲がなくても、質の高いアウトプットを公開し続けること自体がオーディションの入口になる——彼女のスタートラインはその実例といえる。
「Unpretty Rapstar : HIP POP Princess」は、Mnetの人気シリーズ「Unpretty Rapstar」の系譜に連なる番組で、韓国20名・日本20名の計40名がヒップホップガールズグループのデビューを懸けて競う日韓合同サバイバルだ。2025年10月に放送が始まり、同年12月18日の最終回はU-NEXTでも生配信された。
ニコは序盤から番組の中心にいた。第3話では「日本1位 対 韓国1位」の構図でユン・ソヨンとの1対1創作バトルが組まれ、番組を象徴する対決として公式チャンネルでも大きく扱われた。中盤のヒップホップチャレンジでは日本sideだけでなく全体1位を獲得し、事前評価の順位が先行評価だけではなかったことを結果で示している。ラップ制作の経験がないまま入ってきた参加者が、毎ラウンド自分のバースを書き上げながら順位を維持し続けたことは、審査するプロデューサー陣からも繰り返し評価された。
最終回のデビューメンバー選出は、韓国40%・日本40%・その他グローバル地域20%で合算する100%ファン投票で行われた。ニコの最終順位は全体3位。ナム・ユジュ、ココに続く順位でデビューメンバー7人に入り、「唯一無二のアーティストになる」と所感を述べている。日本側の期待だけでなく、韓国とグローバルの投票を含めた結果としての3位である点は、彼女のラップが言語圏を越えて評価されたことを意味している。
デビューグループのH//PE Princessは、ニコを含む7人組(ユジュ、ココ、ニコ、YSY、ドイ、リノ、スジン)。CJ ENMと博報堂が設立したレーベルChapter-I の初のアーティストで、韓国での活動はDynamic Duoが率いるAmoeba Cultureがマネジメントし、グローバルではWarner Music Groupとパートナーシップを結ぶという、日韓米をまたぐ体制が組まれている。
グループは2026年4月29日にプレデビュー曲「Stolen」を公開し、5月11日には韓国語バージョンとともにM COUNTDOWNへ初出演。そして5月27日、ミニアルバム「17.7」で日韓同時デビューを果たした。アルバムタイトルの「17.7」は結成時のメンバー平均年齢に由来し、プロデュースはAmoeba CultureのDynamic Duoが手がけ、メンバーのGaekoが作詞にも参加している。デビュー前からKCON JAPAN 2026のレッドカーペットや日本のファッションイベントに登場し、デビュー後には日本初のファンミーティングも開催するなど、日本市場を最初から主戦場のひとつに据えた動きが続いている。
番組とデビュー準備の過程でニコが手に入れた最大の変化は、「書く側」に回ったことだ。デビュー直前のKstyleのインタビューで、彼女は作詞や振り付けの創作に初めて挑戦したことに触れ、「自分の殻を破ることができた」と語っている。カバーで人の言葉を借りていた段階から、番組の課題曲で自分のバースを書き、評価にさらされる段階へ。「Unpretty Rapstar」シリーズが参加者に求めるのはまさにこの自作の力であり、彼女は番組期間中にファイナル曲「SPEAK UP」や課題曲「the Love Bug (HIP POP Princess Remix)」といったステージを経験しながら、その力を実戦で積み上げた。
もうひとつの武器が言語だ。ニコは日本語、韓国語、英語を操り、同じインタビューで「複数の言語を取り入れた作詞を担当したい」「音楽面でもアイデアを出してグループの表現の幅を広げたい」という方針を明かしている。日韓同時デビューでグローバル展開を前提とするH//PE Princessにおいて、3言語で書ける日本人メンバーの存在は編成上の必然でもある。K-POPを目指す日本人にとって、語学が「あれば有利」ではなく「役割そのもの」になり得ることを、彼女のポジションは示している。
ニコのキャリアを逆算すると、再現可能な要素は意外なほどシンプルだ。第一に、未完成でもアウトプットを公開し続けたこと。カバー動画という誰にでも始められる形式が、プロの目に留まる導線になった。第二に、専門経験の不足を伸び幅として見せたこと。ラップ制作未経験という弱点は、番組内で毎ラウンド成長を可視化できる素材に変わった。第三に、言語という土台を先に作っていたこと。歌詞を速く覚える暗記力や3言語の運用力は、一朝一夕では身につかない「番組が始まる前の準備」だ。
華やかな経歴がないことを理由に応募をためらう人ほど、彼女の軌跡は参考になる。オーディションの入口に立つ時点で必要なのは完成度ではなく、審査する側が「伸びる根拠」を確認できる材料だからだ。
A. 最終回の100%グローバルファン投票(韓国40%・日本40%・その他地域20%)で全体3位となり、デビューメンバー7人に選ばれました。番組初回の事前評価では日本side1位に指名されています。
A. 本名は山村仁虹(やまむら・にこ)で、「仁虹」がそのままステージネームです。2008年11月24日生まれの17歳(2026年7月時点)で、出身は福岡県と紹介されています。
A. 自作のラップを作った経験はなく、SNSでのカバー動画投稿が活動のすべてでした。ただしそのカバーの完成度が評価され、番組初回の事前評価で日本side1位に指名されるところからのスタートでした。
A. 2026年5月27日にミニアルバム「17.7」で日韓同時デビューしました。それに先立ち4月29日にプレデビュー曲「Stolen」を公開しています。タイトルはメンバー結成時の平均年齢に由来します。
A. います。同じく番組から選出された寺園璃音(リノ)らが日本出身メンバーとして活動しており、日韓同時デビューという体制を支えています。
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H//PE Princessの日本人メンバーについては、同じくファイナルを勝ち抜いた寺園璃音 完全プロフィールもあわせて読むと、番組での選出過程が立体的に見えてくる。K-POPで活躍する日本人を体系的に知りたい人は日本人K-POPアーティスト名鑑を、ニコのように未経験からオーディションに挑戦したい人はK-POPオーディション2026完全ガイドを参考にしてほしい。